もしかして、あなたからも加齢臭が出ているかも
家族や周りの人から「くさい」と言われたことがありませんか。自分では自分のいやなにおいは分かりづらいのですが、他者から指摘されるとくさいと分かるのです。
時には、自分自身のくささに気づくことがあるかもしれません。
実は、私も妻から、体臭のくささを指摘されて、その臭いをどうやって消そうかと悩んでいるのです。それで、調べてみました。その臭さとはなにかを。
そのくさい臭いの原因の一つは中高年特有の加齢臭なのです。
加齢臭とは
加齢臭とは、中高年に特有の「脂臭くて、青臭いニオイ」のことです。1999年に、資生堂が加齢にともなって発生するニオイの原因物質「ノネナール」を発見しました。「加齢臭」という名前も、資生堂が命名したそうです。
ノネナールという物質は、脂肪酸が酸化したり分解されることによって発生します。ノネナールは男女を問わず、４０を過ぎたころから増え、特に暑い季節には増えるようです。
加齢臭のよく臭う場所
加齢臭がよく臭う場所は、「頭、耳のまわり、首の後ろ、胸元、脇、背中」です。枕が臭うのは、頭から加齢臭が発生するためです。自分がくさいかどうかは、枕の臭いを嗅いでみるとよくわかるそうです。胸元などもよくわかると思います。
加齢臭を防ぐ方法
この臭いを少しでもおさえ、臭わないようにする方法には次のうような方法があります。
①朝晩のシャワーや入浴で、体をしっかり洗い流し、清潔に保つ。背中は、皮脂量が多く、洗いにくい場所ですが、この背中もきれいに洗う。
②加齢臭に対応した製品を使用する。
③外出先でもこまめに皮脂や汗を拭き取る。
④着ていた衣服に加齢臭が残るので、洗濯もしっかりとする。
ノネナールの発生を抑えるために、皮脂や汗をこまめにケアして清潔に保つことが大事です。
加齢臭に対応した石鹸やボディーソープ、制汗剤など様々な製品を利用して、臭い対策をしましょう。
⑤タバコを吸わない。タバコは、活性酸素を増加させます。皮脂の悪臭を強める原因です。
⑥食事に気を付ける。野菜には、抗酸化作用があります。みそ知るやしょうゆなどの大豆も活性酸素を抑制します。抗酸化作用のあるビタミンC、Eやカロテン、食物繊維を多く含む食べ物が良いです。野菜、果物、ナッツや魚介類、緑茶などが良い。また、食物繊維や発酵食品が腸内の善玉菌にとって良いです。
逆に、肉料理は皮脂の分泌を過剰にします。脂質の多い食事は加齢臭や体臭を強めます。食物油に含まれるリノール酸は、コレステロールや中性脂肪を増加させ、体内で酸化してにおいの原因を作ります。
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