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日本と外国を比べること

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ネットサーフィンをしていると、日本は海外においても素晴らしい国だと言うユーチューブがあります。

確かに、日本は諸外国と比べて素晴らしいところは多いと思います。

一例が、東北大地震のような時でさえ、われ先にと争うことなく、きちんと順番を待って配給されるものを手にしている姿。電車の中でのマナー。自衛隊の素晴らしい所。

確かに同国民として、日本は素晴らしいと褒められることはうれしいものです。

ただ、私には、その思いをそのまま喜んでいていいのかなという思いもあります。

以前から、このサイトで述べていますが、輪廻転生という考えから思う事です。

どういうことかと言うと、人間は輪廻転生して、いろいろな国に生まれ変わっているという考えです。今回、日本人として生まれてきましたが、もしかして、過去世では他の国だったかもしれません。今他国に生まれている人も、もしかして、前世は日本かもしれません。

今の日本社会が素晴らしいとしたら、それは、何千年も渡る日本民族が先祖からずっと築き上げた文化文明のおかげでしょう。日本には、文字が無い時代があり、それは中国からもたらされた漢字によって文字を持つことになりました。平仮名やカタカナはその漢字をくずしたり一部をとったりしてつくられました。

日本は、長い時代為政者によって多くの国民は支配され、お上に逆らうことなく、周囲と協調する生き方をとってきました。自己主張をするより、どちらかというと他と協調し、和を乱さないで協力して生きることを大事にしてきました。しかし、戦後は、どちらかというと西洋のように、自分の思いを出すことや自己主張をすることが大事であるという思想も出てきました。

そうは、言ってもベースには、「和」とか「協調」という部分がある日本人ですので、田舎に行けばいくほど、周囲の人と協調することが求められます。

日本は確かに素晴らしい。しかし、それは自分が素晴らしいというわけではない。

日本を作っているのは、国民一人ひとりですので、日本が素晴らしいと言えば、その構成要員である一人ひとりの国民も素晴らしいと言われているのと同じようにも思えます。

しかし、それは、今回たまたま日本に生まれたからそういえるだけのような気がします。

今外国で生きている人が、もし、たまたま日本に生まれれば同じ状況になります。

日本人の道徳観念や人権意識は高いと思いますが、それは、教育によるところが大きいでしょう。戦争当時は、戦争に行って相手国の人を殺すことも良しとされてきたわけです。殺人が正当化されてきた時代が、戦争が終わる1945年まではあったわけです。

今外国では子ども兵士が問題となっています。しかし、小学生の教科書を見ると、学生が軍事訓練する写真が載っています。国家総動員法があった時代がありました。そういうことを振り返ると、ついこの間まで日本もそうだったのです。

電車における幼稚園児のマナーの良さも幼稚園の先生方の努力によってしつけられているわけです。

結局は、どこの国に生まれようが、自分の霊性がどうなのかが一番重要という事です。

比べるのは、他の国との比較ではなく、神様の目から見たときの自分の霊性はどうかということでしょう。

どんなに貧しい国に生まれようとも、霊性という視点から見たとき、納得のいく人生だったなら、それで良いのです。

 

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