指紋の役目は何か?
皆さんは、指紋は何のためにあるのか考えたことがありますか。
私は、そのことに疑問を感じたのでいろいろ調べてみました。
①一つ目の役目はすべり止めのためです。
指紋がでこぼこしていることによって、物に触れたときの摩擦が大きくなり、滑りにくくなるのです。
②二つ目は、微妙な大きさや強さを感じるためです。
指先には、圧力などを感じる感覚点と神経がたくさん集まっています。微妙な大きさや強さを感じるのです。視覚障害のある人は、目が見えなくともこの指先の感覚点によって、点字のでこぼこを感じとり点字を文字として読みとることができるのです。もちろん、これには訓練が必要です。目が見える人は、指先を頼らないでも文字が読めるため、視覚障害のある人ほどに、点字が読めません。目の不自由な人にとっては、文字を読むための手段のため、指先の間隔が研ぎ澄まされるのです。
③温度感知や材質感知の役割がある
温度を感じたり、材質を感じたりするためにもあります。
指紋は足にもある
足の指にも指紋はあります。これを「足紋(そくもん)」と呼んでいます。さらに、指だけではなく、足の裏全体に同じような紋様があって、どちらも指紋と同じく人物の特定ができます。
「足紋」にも温度感知や材質感知などの役割があります。もし、足紋があるおかげで、熱いものを踏めば熱いと感じます。例えば、プールや砂浜で高温に熱せられた所をあるけば熱いと感じることができます。材質感知をすることができるので、裸足で歩いた時に、足に何かごみがついてもすぐに感じることができます。硬いものの上を歩いたり、柔らかいじゅうたんの上を歩いたりしたときにその違いを感じることができます。
足紋は指紋のように個人を判別することができる
東日本大震災では犠牲者の遺体の取り違えもあったようです。身元確認で有効な手段がなかったようです。もし、足紋のデーターがあれば、さらに身元確認は早く行うことができたでしょう。
出産時の乳児の取り違えや認知症の家族の捜索などに足紋は役に立つと考えられます。DNA鑑定より安く費用が抑えられることも考えられます。
しかし、日本の警察や自治体ではこの足紋にはその導入には積極的ではないようです。
神様は天才
それにしても、神様はなんて頭がいいのでしょう。
人間という体を創造するときに、「指紋」「足紋」をきちんと設計の中に入れて創造している。人間は、当たり前のように、自分の手の指や足を使っているけど、そこには、深い計画がされていて、人間の生活がしやすいようにきちんと用意されている。もしかすると、まだまだ人間の気づいていない役割が指紋には仕組まれているかもしれません。
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