「癌になってよかった」と、発信した京大生より

ある番組で、癌の病気になった京大生がタイトルのようなブログを書きました。

病気を前向きにとらえ、自分の人生と向き合ってこの言葉が出てきたようです。

癌という病気は死亡確率の高い病気です。癌になると死ぬかもしれないという恐怖に襲われるでしょう。

しかし、実際癌になり、その病気を体験しながら人生を見つめた京大生が発した言葉です。

病気というのは、どんな病気でも人間に与える試練です。

人間は、病気とか死とかは避けることのできない宿命を持っています。

癌という病気がなぜ存在するのか。正常細胞に対して癌細胞というのは人間の生存に危機をもたらします。そのままほっておいたら死にますから、病院で治療を受けます。

私の親戚のおじさんも胃がんになり、癌の部分を摘出してまだ生きています。私の父と祖父も癌になり、父は６０才でなくなりました。

癌はなりたくない病気ですが、そういうものを神が認めているから癌というものもあるのでしょう。

癌によって亡くなる人もいます。死は不幸だと思う考えもありますが、死によって、あの世に帰ることができるわけです。あの世では、魂の兄弟が自分のことを待ちわびているかもしれません。

この世での出来事は楽しいこともあれば辛いこともあります。それらは全て自分自身を鍛える修行だと考えれば、今のこの環境や状況は自分の鍛えるための修行の場だと言えます。

病気は償いの場でもありますが、病気によって自分を鍛える場でもあります。

何も悪いことをしていないのに償いなんて理解できないということもあるでしょう。それはそうです。今のこの状況が過去の自分のどの行為によって今があるのかなんてほとんどの人には分かりません。ただ言える事は、過去の原因が分からずとも、今の現状を受け入れ前向きに生きる事だけです。

過去の原因をさぐるより今日、明日のご飯なのかもしれません。人間は死ぬまで生きていかなければならないのですから、今どうやって生きていくか、どうやって食べるお金を手に入れるか悪戦苦闘するしかありません。