子どもがどこにいるか位置情報を知らせてくれる電気製品「ファミリィ ドット」
世の中には、位置情報を知らせてくれるものとして、GPS機能のついたいろいろな商品があります。
①携帯電話どうしによる位置情報
これは、自分と相手のどちらもが携帯電話を持ち、位置情報を共有しあう設定にすることで、今、どこにいるのかを互いに知る事ができます。アイフォンなら、「友達をさがす」というアプリで相手の位置を知る事が出来ますが、相手が位置情報の共有をしていないとできません。それ以外にも位置情報を知るアプリがたくさん出ていますが、これらは、設定において「位置情報サービス」がオンになっていることが条件です。
②携帯電話を子どもが持っていなくてもだいたいの位置を知る事ができるものがあります。その一つが「ファミリィドット」です。この商品が出る以前に、「GPSBot」という商品が出ていました。これらの二つの商品は比較的安い値段で子どもの位置情報を知る事ができます。
「GPSBot」を購入して、その使い具合を体験した人が、買ってからすぐにこの「ファミリードット」が売りだされたことを体験としてネットで書きこんでいました。
大きな違いは、Botの方は最初の購入金額は安い(約5000円)が、毎月500円ほどの通信費用がかかることに対して、ファミリィドットは初期費用は16000円ほどしますが、通信費用込みの値段のため、2年間は買い切りのお金以上にはかからないという点です。商品に2年間の補償をつけると、さらに2000円ほど料金がアップします。その他機能面でも多少の違いがあります。
GPSBotを先に購入してしまった人がいろいろ調べた結果、もし、もう少し早くファミリィドットの存在を知っていたらファミリィドットを購入したかもしれないと書きこんでいました。
そこで、今回は、この「ファミリドット」について、少し述べたいと思います。
ネットで調べると良い点と悪い点を具体的に書きこんでいますのでそちらを見てもらった方がいいですが、その中でも特に知っておくと良い点をまとめました。
ファミリィドットの特徴
①位置情報はだいたいの位置を示す
しかし、携帯電話ほどには、正確ではない。どちらの方面に行った程度には分かる。50mから100mくらいずれることもある。
②建物の中とか、地下とか電波の届きにくいところは精度がさらに落ちる。車の中でも、場所によっては電波をきちんと拾いにくいこともある。
③位置情報発信は3分おき、5分おき、10分おきの3つが選べ、10分おきが一番消費電力が少ない。さらにフライトモードにすれば、位置情報は発信しないので、バッテリーの節約となる。しかし、一度、このフライトモード設定をすると、決めた時刻になっても解除されない場合が多い。その場合の対策は、このファミリィドットを電波の届く屋外にしばらく置いて様子をみるということでした。
ところが、このフライトモードがなかなか解除されないのです。最終手段はこの商品のリセットをするしか方法がないようです。それでもだめなら初期化するようですが、大概はリセットボタンで解除されます。
しかし、こうなるとバッテリー節約のためにフライトモードの設定をしたら再び起動しないため、この設定をしないほうがいいです。
バッテリーのもち時間を長くもたせるには、10分間隔の発信に設定して使えば2,3日は持ちそうです。
family dotの重大な欠陥
それは何かというと、ときどき、異動先を表示しないことがあること。また、異動していない場所を軌跡の点(緑の●の点)として表示する場合があること。移動先を表示しない原因は、異動した事をGPSがキャッチしなかったためかもしれませんが、途中までは移動先を記録しています。例えば、A地点からB地点へ移動してさらにC地点まで移動したとします。するとB地点を表示して、次にB地点とC地点の途中まで表示します。C地点に到達しているのにC地点に到達したことを表示せずに、途中の地点から帰宅したことになっている場合があります。また、その途中に通っていない所に寄り道したように表示する場合があります。これもGPSの電波を拾うときにおきる誤差なのかもしれません。
表示時間設定は3分おき、5分おき、10分おきと選べますが、そのため時間差がおきて、携帯電話に表示されたときには、すでに別の場所に移動しているということが起こりえます。
family dotという商品による位置情報は、まだまだ改良の余地があります。
しかし、この商品の欠点を理解したうえで利用するならある程度は、購入者の満足を得られるかもしれません。
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