私は生まれる以前に、あらかじめ、自分の人生設計をしてこの世に産まれました。
ところが、この世に生まれると、その計画については自分が自覚することなく、日々の忙しさや出来事に振り回されながら生きています。
しかし、自分自身が忘れていても、自分の潜在意識や守護霊などはそれを理解しています。
私は、56才の時に早期退職をしてしまいました。まだ4年間は定年退職まで働けたのですが、いろいろあって退職してしまいました。これも計画のうちかというとたぶん、そうではないでしょう。自分の心が折れてしまいその仕事を続けられない精神状況となったのです。
ところが、今私はその仕事に復帰して働いています。給料は現役時代の半分です。しかも、期限付き任用ということでいつ辞めさせられるか分からない身分です。正規職員でないためです。
現在は60才を過ぎているので、私の年齢の人ならたぶん皆同様です。
私が今の職場にいるのは、前任者が8月一杯で退職したためです。その人は私と比べれば大変若く20代です。今の職場は少人数で切り盛りしていて一人がしなければならない仕事はたくさんあって多忙です。多分、その人もあまりの忙しさにネを上げたように思います。
私は、一応何年もその仕事をしてきたので、忙しさにも要領よく対応する力をもっています。60を過ぎてもこの仕事がやれるのは幸いです。
私の今の職場は人員が少なく、来年度になると、異動もあり、職員が困っている状態です。私は正規職員ではありませんが、その大変さは予想されます。
他の職場であれば、人員が多いので一人当たりが担当しなければならない仕事は少なくて済みますが、今の職場は人員が少ないため、その何倍もの仕事をしなければなりません。しかし、要領よくやれば何とか乗り越えていけると思います。ただ、私は期限付きの仕事なので、いつ辞めさせられる分かりません。しかし、私が9月1日で以前の職場を首になったにも関わらず9月6日には次の職場につけたように、世の中はうまくできています。8月の27日、28日頃は次の職場を求め、ハローワークに行くなどいろいろ動きましたが、なんとか次の職場を得られました。
次の職場では、前任者が急に辞めたため、困っていたようです。若い人が耐えられなくても、私のような経験者にとっては、「やればできる」と、思える世界です。
これはあの世から計画していたことではないと思いますが、私の結婚が遅かったため、息子がまだまだ小さく働かざるを得ないので今の仕事をやれるだけやるかという気持ちです。
自分に起きるいろいろな出来事はいいことばかりではありません。
「どうしてこうなるのよ」ということがたくさんあります。
しかし、それが人生です。「思い通りにならないのは当たりまえ」と、思う方がいいです。人生は思い通りにならないから価値があるのでしょう。
私は、NHKの朝のドラマが好きです。今から60年ほど前の日本の話がドラマ化されています。
今している番組は「スカーレット」という番組です。
あの当時の生活は貧しいけれども、人間が鍛練されていたと、思えます。「貧乏」だけれども、心は今の社会より鍛えられていると思います。
人間は恵まれた環境にあると、感謝の念より不平不満の心を持つことがあるようです。(人様々で恵まれていてもこれでよいのかと自分を見つめる人がいるので一概には言えません)
つらいこと。これは悪いことではありません。つらいからこそ、人間とはなんぞやと自分に問いかけるのです。
コメント