「埋め合わせの原理」とは
私は、全ての生き物において、この言葉は大変重要な言葉だと思っています。「埋め合わせ」とは、「損失や不足を他のもので償う。補う。」という意味です。
シルバーバーチの語る言葉について考えてみましょう。
「人生のあらゆる悲劇や不幸には、必ず埋め合わせの原理が働いていることを忘れてはなりません。」「物的に失ったものは、それよりはるかに価値のあるものによって埋め合わせがあります。」
人間にとって、悲劇であるとか不幸であるとみられる出来事には、それ相応の埋め合わせの原理が働くということです。このことは人間にだけ当てはまるのではないと思うのです。例えば、食肉として殺されてしまった牛や豚たち。人間に食べられるために育てられ殺されていく。これらの動物たちにもどういう形でかは分かりませんが埋め合わせの原理が働くはずです。人間の都合で殺されていく動物たちに霊界において安らぎの場が与えられて欲しいと願います。
「必ず埋め合わせと償いの法則が働きます」
以下のシルバーバーチの言葉は、人間に勇気を与えてくれます。
「進化のために、多くの痛みや苦しみを味わうことで魂が豊かになる」
怠惰な生活を送っていては魂が豊かにはなれないのです。苦しさも魂のこやしになるのです。
「因果律に罰があるように、埋め合せもあります。神の秤りは寸分の不公平もありません。」
良いことをすれば必ずそれに見合ったものを得ます。その結果が今世なのか来世なのかそれは分かりませんんが間違いなく埋め合わせとして進められるのです。
「霊の世界は償いの世界であると同時に、埋め合せの世界でもあります。地上界では得られなかったものが補われて、バランスを取り戻すのです。」
世の中は実に公平にできているのです。物質で埋め合わせがあるとは限りません。霊性の向上という価値あるものかもしれません。
今、どれだけつらい状況にあろうとも、神の目から見たら、この世だけの時間でなく死後の時間も含めて「埋め合わせの原理」が働くということです。
物質的なものを失ったら、物質的なもので補うとは限りません。
物質的なものを失っても、それを上回る価値のあるものによって埋め合わせがあるというのです。「お金では買えない価値を手に入れる」ということです。
シルバーバーチの言葉をたくさん引用していますが、実はこのシルバーバーチという霊を否定的に言うサイトもあります。私はそのようなサイトの文章を読んでも共感できませんでした。霊を信じるかどうかより、その語る言葉を理性で判断して、納得できるか共感できるかが大切だと思います。
私は、「神の摂理は間違いなくある」と思います。そして、「償いの法則や埋め合わせの原理」は間違いなくあると思っています。
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