テレビで、水俣病が原因で苦しんでいるのに、水俣病と認定されなくて保障もなく、それを認めてもらおうと頑張っている人の番組をしてました。
水俣病に認定されるには、認定される地域に住んでいないと認めてもらえないようです。そのテレビに映っていた人は魚をたくさん売ったことで、その魚に水俣病の原因があったためだと、責任を感じ訴えてきたようです。
しかし、行政は証拠がないとダメと認めないようです。水俣病の元となる魚を売った買ったの領収証が残っているわけもなく、認められないのです。
その人は、これは運命だと受け入れるしかないと言っていました。
同じ水俣病の原因となる魚を食べていても、それが認められるかどうかは住んでいる地域の人に限るとする行政の在り方を変えることができないのです。
テレビを見た私個人の考えとしては、その人たちも水俣病と認定してあげてほしいという思いです。そして、保障してあげてほしいと思います。
理不尽だと思えることを神の視点から見るとどうなるのでしょう。
神の法則の一つに「埋め合わせの原理」というものがあります。シルバーバーチが教えてくれます。「人生のあらゆる悲劇や不幸には、必ず埋め合わせの原理が働いていることを忘れてはなりません。」「物的に失ったものは、それよりはるかに価値のあるものによって埋め合わせがあります。」人間にとって、悲劇であるとか不幸であるとみられる出来事には、それ相応の埋め合わせの原理が働くということです。
「必ず埋め合わせと償いの法則が働きます」
以下のシルバーバーチの言葉は、人間に勇気を与えてくれます。
「進化のために、多くの痛みや苦しみを味わうことで魂が豊かになる」
怠惰な生活を送っていては魂が豊かにはなれないのです。苦しさも魂のこやしになるのです。
「因果律に罰があるように、埋め合せもあります。神の秤りは寸分の不公平もありません。」
良いことをすれば必ずそれに見合ったものを得ます。その結果が今世なのか来世なのかそれは分かりませんんが間違いなく埋め合わせとして進められるのです。
「霊の世界は償いの世界であると同時に、埋め合せの世界でもあります。地上界では得られなかったものが補われて、バランスを取り戻すのです。」
世の中は実に公平にできているのです。物質で埋め合わせがあるとは限りません。霊性の向上という価値あるものかもしれません。
今、どれだけつらい状況にあろうとも、神の目から見たら、この世だけの時間でなく死後の時間も含めて「埋め合わせの原理」が働くということです。
物質的なものを失ったら、物質的なもので補うとは限りません。
物質的なものを失っても、それを上回る価値のあるものによって埋め合わせがあるというのです。「お金では買えない価値を手に入れる」ということです。
水俣病で苦しんでいるテレビの人にも必ず埋め合わせの原理が働き、魂の向上というプレゼントが神から与えられると思います。
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