我が家の敷地内に、死ぬ前に植えていったヒノキが14m程度に大きく育っていました。この木は、途中で二股に分かれていて、重心がやや右側によっているようでした。
このまま放置しておけば、さらに大きくなり、手に負えないだろうと思いました。私が生きているうちに、伐採しておくことで大きくなってどうしようもなくなるのを防いでおきたいと思いました。
このヒノキは直径が約40センチメートルあります。私にっては巨木です。
木を切って倒すには、受け口と追い口、つるという知識が必要なことはわかりました。
ユーチューブ動画を何本も見て、木の切り方を学びました。また、重心が右側にあるとき、左側に倒すにはどうしたら良いかについても、動画で確認しました。
素人が木の伐採で失敗すると命にも関わるようです。実際、木から落ちて入院することになった人もいるようです。
まず、この大きな木を切るためのチェーンソーをネットで注文しました。近くのホームセンターだと同じものが高いので、ネットで買いました。中国製です。
うでの太さほどの木を切るには、小型のチェーンソーを買っています。これも中国製です。このチェーンソーの説明書は日本語でしたが、大きい方のチェーンソーは英語で書いてありました。携帯電話の翻訳機を使って理解しました。
今回の巨木を素人が切るのはかなり無謀かもしれません。ただ、一本の木を専門家に切ってもらうと、10万円以上は相場のようでした。10万どころかもっとかかる可能性もあり、何とか自分で切りたいと思いました。
一番恐れたことは、怪我をしないことです。一つ間違えれば命にかかわります。今年、とゆ掃除で脚立に登って1m以内の高さから落ちて、後頭部をコンクリートでうって出血し、救急車で病院に運ばれました。幸いそのとき、息子がいたので、救急車への連絡は息子にしてもらいました。
そういうことがあったので、このヒノキを切ることにはとても神経質に取り組みました。
まず、したことは、大きなチェーンソーがなかなか届かないので、小型チェーンソーで、ヒノキの下の方に生えている枝落としをしました。
その時も、まず、脚立が倒れないように、ロープでくくり、その後、小型チェーンソーを使って、腕の太さ程の枝をできる範囲で切り落としました。これらは南側に伸びていて、バランスの悪い状態でした。それらを切り落としてもまだ、東側に重心があるようでした。木は数メートルの高さのところから、なぜか二股になって伸びているのです。そのため、重心が一方に傾いているように見えました。
下部の枝を切り落としてもまだ、右側に重心があるような木です。右側にはお寺の住職が植えた松の木があります。これは、報恩講の時に、飾りとして利用するために植えたそうです。そちらへもし、倒れたら謝りに行かなければならず、弁償ものです。
そのため、絶対お寺の松の木の方へは倒さないことを思っていました。
ロープを西側に日本つけました。木の中ばから西に向けて引っ張っておき、東側へ倒れないようにしました。
枝打ちとロープはりをすませ、いよいよ木を倒すために、受け口、つる、おい口の知識を元に、木に直接マジックでどのあたりを切るかを書きました。
どのあたりの高さにするか、どこまで切り込みを入れるかなど、計算してそれをマジックで木に書きました。実際の長さは感だけとは違います。
大きなチェーンソーで受け口の平な部分はうまくいきました。ところが、ななめに切り込みを入れた時に、チェーンソーが停止しました。原因は、チェーンソーで切っているときに、書き込んだ線とすこしずれたので、途中でチェーンソーをずらしたためだと思われます。もしずれていても、そのまま真っすぐ切っていれば止まることはなかったでしょう。
仕方ないので、タケノコ切りが近くにあったので、それを使って外しました。しかし、チェーンソーはたるみ、それを直す必要がでてきました。中国製のチェーンソーで説明書は丁寧ではなく、分かりずらかったのですが、いじっているうちに直りました。手を切らないように、電池パックだけは外しておきました。
直ったチェーンソーで再び挑戦です。今度は、追い口から切っていきました。しかし、予定の線まで切っても木は一向に倒れる気配はありません。そこで、事前に買っておいた、くさび2こを打ち込みました。それでも全然反応はありません。
どうしたものかあれころ考えました。木を引っ張る道具が必要かとも考えました。
くさびを打ち込む場所をいろいろ変えているうちに、多少なりとも、木の切り口の広がりが見られました。一番切り口が広がる場所を選んで何度も挑戦しました。
最後に、切口の一番奥の部分にくさびを入れて打ち込んで手ごたえがありました。そこまでたどり着くには何度もくさびを抜いたり打ち込んだりしました。そして、とうとうその時がきました。
ミシミシという音とともに、西側に木は私が予定した方向に倒れました。
良かったです。木を切る前には、仏壇にお参りしてご先祖様にもうまくいくようにお参りしました。
今回の木の伐採は、大変危険な挑戦でした。もし、うまくいかなければ、怪我もするし、もしかすると、思った方向に倒れなかったかもしれません。というか、倒すことも難しい時間がありました。
今は、私の屋敷内に倒れている倒木ですが、時間をかけて、短く切るつもりです。
翌日、倒れたヒノキの枝の伐採をしました。傾斜のある高いところから倒れたヒノキは、一段高いところから、低いところへ斜めに倒れています。重くて、人力で動きません。
何か支える物の上に乗せ切れば、切りやすいかと思い、倒れたヒノキの下にこれまで切ってきた木を下に何本も入れました。シーソーのような形にすれば、切りやすいと考えました。
ただ、重すぎるので、移動はできませんでした。どこから切り進めればこの巨木を細かく切っていけるのかまだまだ先は長いようです。


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