私の結婚生活は失敗だった。
夫婦間でいい関係が築けなかった。
子どもが小学生や中学生の頃はまだそれほど夫婦関係が悪いわけではなかった。
それが、子ども達が高校に行くような頃から夫婦の間がうまくいかなくなった。
早期退職をしたことによって、経済的不安定になって、それからがよけいうまくいかなくなった。
その後1年で同じ仕事に復帰したが、身分が正規職員でないので、給料も安くなった。
年の差婚だったから、年金がもらえる年齢になって加給年金がもらえるようになった。年間で40万円ほどプラスされる。
子どもが大学へ進み、さらには大学院にも進学を希望しているので、まだまだ教育費がかかる。加給年金は助かる。
しかし、妻から離婚の要求が激しくなり経済的にも困り離婚は避けたかった。しかし、関係は悪くなる一方。
離婚によって、加給年金がなくなるだけではない。年金分割と言って自分の結婚期間に応じて年金が減らされる制度ができてさらに40万円ほどが減額される。合わせて81万円ほど、年金額が減る。年金分割されたお金は、将来妻が年金がもらえるときに増額されるけど、私にとっては離婚するとすぐにそれが効力を発揮する。私が現在受けている年金から3割程度引かれる。別居する大学生たちをまだまだ支援しなければならないと思い、離婚に応じられなかった。
しかし、息子から「私の気配が感じるだけで頭が痛くなる」「私の私物を見るだけで頭が痛くなる」と、妻の言っている言葉を聞いた。同時に、息子から、「けっきょくお金か」とか、「離婚、離婚」と何度も言われて、「もうええか」と思った。
これまで、張り詰めていた気持ちははじけ、もう離婚してもいいと思えた。3割年金が減ると、どうやら非課税世帯になれそうだ。大学生の国民年金も同時に払わなければならない。
「でも、もういいか」と思う。妻が出す離婚調停に応じ、離婚しようと思った。
妻も、私から自由になれて自分の時間が取り戻せるだろう。
私の母は、去年亡くなった。息子たちは他県で別居。妻が出て行くから私は一人だけで田舎でいきることになる。
これが私の運命だからと受け止めようと思う。


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