私の弟は生まれつき目の障がいをもっている。小学4年までは一緒に暮らしていた。しかし学校の勧めもあって小学5年生から盲学校に行くことになった。盲学校では、針きゅうマッサージの免許をとった。そして、卒業後に東京に行ってしばらく働いた。父が弟のことを心配して地元に治療院を建てた。弟はそこで開業をした。その後、客が少なくて、温泉のマッサージの仕事をしたり、整形病院で働いたりした。今では、また、地元で鍼灸マッサージの仕事をしている。
その弟は今67才。母が弟の将来を考えて郵便局の年金つきの生命保険に入ってくれたので、弟は障害年金とその生命つき年金保険で今の生活がなりたっている。毎年40万円ほど払う保険だったが、今はその保険代を払ってきたおかげで今の暮らしが成り立っている。母が弟の将来を見据えて入った保険だったが正解だった。その母は昨年94才で亡くなった。
私が心配するのは、今は一人ぐらしの弟がもっと高齢になってどうなるかということだ。兄である私が毎日弟の家を訪れ会話しているが、私が先にあの世にいった後はどうなるのだろう。
こんなふうに、一人だけになった老人という人は多いだろう。私の住む自治会は高齢者が多い。
私の組の中である家は85才くらいで一人暮らしだ。息子夫婦は別居している。近いところに息子夫婦は住んでいるのでもしもの時にはすぐにかけつけてくれると思う。
近くに家族が住んでいる場合はいいが、そうでない場合はもし亡くなっても知らずにいるかもしれない。
高齢化している現代日本においてこういう問題は今後も増えていくだろうと思う。

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