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同和問題と差別問題

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部落(同和)問題について

日本では、未だに部落差別を論じ合わなければならないくらいに、差別問題が残っています。

日本国憲法の第十四条で、「すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。」と、規定しています。

しかし、未だに、差別意識をもって人を見る人がいます。小学校の教科書では、山田少年が演壇に立ち、差別のない社会をつくろうと呼びかけている姿が載っています。

山田少年の名前は、山田孝野次郎(読み)ヤマダ コノジロウと、言います。奈良県出身です。以下「コトバンク」より引用です。「被差別部落出身である上、身長が低かったため、学校でひどく差別された。大正11年の全国水平社創立大会に参加し、自分の差別体験を語って参会者の感動を呼んだ。このため水平社の少年代表として有名になり、各地で演説を行なった。12年からは各地の部落をまわって少年少女水平社の組織と指導にあたった。」以上引用

そもそも同和問題とは

もしかして、「同和問題」という言葉を聞いてどういう問題かを知らない人もいるかもしれません。正しい知識をもっている人でさえ、周りの差別意識に飲み込まれる人もいますが、何も知らない人は、差別する人の発言を聞いて、そのまま鵜呑みにする人がいるかもしれません。正しい知識をもっておくことは必要でしょう。

同和問題とは、江戸時代までに確立された身分階層構造に基づく差別によって生み出された問題です。日本国民の一部の人々が長い間、経済的、社会的、文化的に低位の状態におかれました。そして、現在でも差別をする人によって、結婚や就職において差別をする受けるという問題です。これは人権侵害の問題なのです。

結婚差別とは、相手が同和地区出身と分かると、そのことを理由に婚約破棄をするというものです。本人どうしが結婚したいと思っても、周りの人たち(家族や親せき)から反対され結婚に進めないという例があります。

就職差別は、企業が採用応募者の出身地や家族状況などを調べ、同和地区出身者の採用をしないとする行為です。

明治4(1871年)の太政官布告(いわゆる「部落解放令」)により、法律の上で平等とされたにも関わらず、100年以上たった今でも差別意識を持つ人がいるのです。

そもそも、このような身分が江戸時代までにどうしてできたのかと考えると、それは、為政者によって都合がよい支配体制だった言えます。

一番身分が高い人をつくり、その下に武士、農民や町人、さらに身分の低い人という位置づけが為政者にとっては都合が良かったのです。江戸時代1856年(安政3年)には、「渋染一揆」という出来事がありました。岡山藩は、農民の下におかれたさらに身分が低いとされた人に、公式の場の紋無し・渋染の着衣(部落民にとっては渋染は、それまで着ていた古着より高価な物であった)、下駄履きの原則禁止などを強制しました。

これに対し、各部落の代表者が集まり、非武装で強訴を行い、武装した藩士と交渉した。その結果、嘆願書を藩主に渡すという要求は実現し、御触書は撤廃されました。

歴史的には、そのようなことがありましたが、解放令が出てからも、同和地区出身者に対する結婚や就職の差別をする一部の人がいるのです。

朝鮮人に対する差別意識

これは、朝鮮の人に対する差別もよく似たものがあります。1923年関東大震災が起こりました。190万人が被災、10万5千人余が死亡あるいは行方不明になったと推定されています。震災発生後、朝鮮人が悪いことをしたという噂が行政機関や新聞、民衆を通して広まり、民衆、警察、軍によって朝鮮人、またそれと間違われた中国人、日本人(聾唖者など)が殺傷されることが起こりました。(ここまでウィキペディアに書かれたことを元にしています)これらも、同様に人々に差別意識があったため、起きたと言えないでしょうか。噂が原因で殺人まで行われたのです。

あの人は私たちと違うという恐怖心や差別心が殺人まで引き起こしたのです。

霊的観点から見た差別意識

「シルバーバーチ」の言葉には、輪廻転生について触れているものがあります。これが事実だとすれば、人類は、幾度となく、いろいろな国に生まれ再生を繰り返し、時には前世で男性だった人が女性に、女性だった人が男性になって生まれ変わることもあるようなのです。

もともと、人間は神から分霊として分かれた存在だと言われていますが、そうなると、もともとは神の子としての兄弟姉妹という存在です。そういう関係なのに、誰かがあそこの地域の人はどうのこうのという考えは、本当のことを知らないだけです。

田舎では、私より上の人はまだ偏見がある人もいる

自治会である行事がありました。同じ地域に住むその人は、部落地域に住む人のことを特別な表現をして示しました。その年齢の人たちは、そういうしぐさをすることが親から伝えられてきていてそれが良くないとは思えないのです。そこに差別意識があることを認識していないのです。人権意識のなさは、無知がそうさせるのです。

外国においても宗教的な差別がありますが、それらは、無知のために自分のしていることがどういうことなのかが分かっていないのです。

一事力をつけて恐れられていたISという組織の人が、自分たちのしていることを正当化させ、何の罪もない人を殺しました。自分たちのしていることの罪深さがわからない無知がそうさせているのです。後で、あの世に帰ったときに、自分のしたことを見せられて自分で自分を裁くことになるでしょう。

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