中国の人権擁護弁護士が国家によって拘束される
先ほどテレビを見ていたら、中国の人権擁護弁護士が国家によって拘束された番組を放送していました。
今の日本人の目から見れば、人権を擁護しようとする弁護士を国が拘束するのは人権侵害だと映ります。
ネットで、「中国には共産党以外の政党はないのでしょうか?
共産党=政府なのですか? 」という質問がありました。それの解答は、「共産党は中国社会全体の前衛指導政党と規定され、政府は、共産党の方針に従い実務を行う存在でしかないのです。」と書かれていました。他に、共産党に翼賛連立与党しか共産党意外の政党は認められていないそうです。
共産党と違う考えを持つ人は拘束される、民主的という言葉とやや距離がある国なのですね。
人権を擁護する弁護士が拘束される社会が正常とは思えません。自分たちの考えと違う人は、ものが言えない状態に拘束するという手段は私には理解できません。かつて、日本が戦争をしていた時代に、治安維持法という法律がありました。1925年成立です。この年には、普通選挙法ができました。納税額に関係なくすべての25歳以上の男性に選挙権、すべての30歳以上の男性に被選挙権が与えられました。選挙によって社会主義が拡大するのを防ぐ目的で、治安維持法が成立しました。
日本では、資本主義が社会主義を抑えるために治安維持法ができたけど、中国では、共産党の思想意外の思想は受け入れられないということです。人権弁護をする弁護士がなぜ目の敵にされるのか。
それは、中国政府とか中国の支配体制に都合が悪いからということでしょうか。
北朝鮮という国があります。
この国も「朝鮮民主主義人民共和国」という名前がついています。でも本当に民主主義と言えるかどうかは皆さんの御存知の通りです。
昔、「人民の、人民による、人民のための政治」ということを16代アメリカ大統領のリンカーンが言いました。リンカーンは奴隷制度を解放した人です。
しかし、今のいろいろな国において、底辺におかれた人や、苦しむ人をなんとかしようとする人が虐げられるのが今の地球です。理不尽なことが幅を利かす社会はやはり、宇宙の下から2番目に霊性の低い星なのでしょう。
日本に来ている技能実習生問題
中国やベトナムなどから、技能実習生が日本に働きに来ています。
しかし、日本に来た技能実習生がその勤務地から逃げ出すという問題があります。テレビで放送されていたのは、雇い主である日本の企業がその実習生の人権を踏みにじる話です。全部の企業が人権侵害的な行為を行っているわけではないと思いますが、そういう問題のために、逃げ出す場合があるようです。そして、国会では、この外国人労働者をめぐる法律がつくられました。与野党で意見が一致せず、問題があるようです。
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