つい、先日私より2つほど上の女性が急に亡くなりました。
60代前半の人です。退職されて間もない年齢です。
つい先日、妻の知人の知り合いが45歳で亡くなりました。
某会社の社長でした。
人の命はいつまで生きられるか分かりません。日本人の平均寿命は、厚労省の「平成29年簡易生命表」によれば、男性は「81.09歳」、女性は「87.26歳」です。
平均寿命まで生きられたら、あと、何年という計算ができます。
ところが、平均寿命はあくまで平均寿命であって、それ以上に生きる人がいれば、もっと若くして亡くなる人もいるわけです。
私の父も62才で亡くなっています。
私の親戚にも60前半で亡くなっている人が何人もいます。
ですから、平均寿命が何年になったらからと言って、自分も
その年齢まで生きられるかどうか分からないわけです。
そうすると、自分のこの世に生まれてきた目的は何だったのかを改めて問い直す時期に来たのかと思います。
子どもの成長やこれからの生活を考えると、まだまだ働いて収入を得る必要があるのですが、お金儲けばかりを考えていると、本当にしたかったことができないで終わってしまうこともありうるかもしれません。
それも人生と言えば人生なのですが、今、この年齢になって、何を成すべきなのか、何がしたいのかをじっくり考えてみようと思います。
江戸時代に日本地図を作った、伊能忠敬さん。1800年から1816年まで17年かけて、日本全国を測量し「大日本沿海與地全図」を完成させました。
この伊能忠敬さんは、隠居してから、測量を自分より19歳年下の先生に学び天体観測や測量の勉強をしました。この時忠敬さんは50才です。
子の人の生涯を調べると、大変すごいことが分かります。隠居してからさらに新しい事を目標にして学び、日本地図を作成するという偉業を達成したという生き方の凄さに学びたいと思います。自分がこの歳になり、一体何ができるのか。多少なりとも世間に貢献できる生き方ができるのか。その部分を問い直したいと思うのです。
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