過去世があるなら、なぜ記憶がないのか
人間には2種類のタイプがあります。
一つは、今回の人生が人間として初めて生まれた人。
もう一つは、過去に人間として生まれていて、再生の人生を送っている人。
今回初めて人間として生まれてきた人に過去世の記憶がないのは当然ですが、
再生の人生を送っている人に過去の記憶がないのはどうしてか。
まれにですが、過去世の記憶を思い出す人がいます。
そういう人の証言を確かめると、実際にその通りだったということで、
人間は生まれ変わることがあるのだと理解できます。
但し、それも、そういう事があるという他者からの情報なので、
真実かどうかは分かりません。
仮に、過去世があるとして、なぜ、その過去を覚えていて人間として再生しないのか。
その方が人生を歩むうえで都合がいいのでしょう。
人間は過去にいろいろな過ちを犯していると思います。
そんな過去を全て覚えていたとしたら、それを引きずりながら再生を行うわけです。
いい思い出ばかりではないかもしれません。
今世においてさえ、嫌な事はトラウマとなってしまう人がいるのですから、過去の出来事を知ればもっとひどいトラウマとなるかもしれません。
ただ、こういうことも言われています。再生の人生と言っても、同じ人間の全部がそのまま再生するのではないということです。
例えで言えばこういうことです。大きなバケツに水が入っているとします。
その全てを本来の自分の霊だとします。そこからコップ一杯の水を取り出します。(人間界に生まれた時の顕在意識)
そのコップ一杯の水が今世だとします。死んだときには、
そのコップ一杯の水(今世における顕在意識)はバケツに戻されます。
再生するときには、新たにコップ一杯の水(顕在意識)が取り出されます。
するとどういうことになるかというと、1回目に取り出した
コップ一杯の水(顕在意識)と2回目のコップ一杯の水(顕在意識)はまるっきり同じものではないということです。
つまり、再生の人生と言っても、前世とまるっきり同じ自分ではないということです。本体は同じでも違う部分が混じって出てきているというイメージです。
この話も、あるサイトで言われていたことなので真実かどうかは分かりません。
しかし、人間が霊的存在であるという事は真実でしょう。
霊的存在であると考えるならば、物事の真実を霊的視点で見る事によって、人間の人生の意味を深く考えられます。
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