全てにおいて、日本の対応は後手に回っていると感じます。
コロナウィルス対策には、先手先手と手を打っていかなければなりません。
これまでの世界の流れを見ていると、それがよくわかります。
自分の国は大丈夫と構えていた国が今、医療崩壊の状況です。
ある番組で、日本の感染者数や死者数が外国と比べて低いのだから騒ぎすぎだと発言する有名人がいました。これに対して、反論するコメンテーターもいました。
今の状況は、政府の高官が認めるように「ギリギリ持ちこたえている」状況です。すでに、表には出ていませんが、感染者は思った以上にたくさんいると思います。感染しているかどうかは、検査を受けないと分かりませんが、陽性の人でさえ、どこから感染してきたか分からない人が増えています。
発表されている数字の何倍、何十倍の人がすでに感染していると思われます。その人たちが、さらに別の人に感染させていきます。それが日ごとに増えていくわけです。
テレビでも放送していましたが、若者(ときには若者とは言えない人も)は、自分は体力があるから大丈夫だと外出自粛要請などなんのそのという感じで外出しています。
自分が感染して発病しなかったとしても、それを他者に感染させれば、どうなるかという想像力がないのでしょう。例えば、そんな若者が自分の大切な老人に感染させれば、その人が死ぬということもあるのです。
今日、芸能人の志村けんさんがおなくなりになりました。70歳だそうです。持病もなかったそうです。
志村けんさんは日本人にお笑い番組として活躍された方です。
そういう人でもコロナウィルスには勝てないのです。
ウィルスは自分で人を選んで移動するのではありません。人が動き人が運ぶのです。
自分は大丈夫とインタビューに答えていた青年は、もし、自分が感染し、自分が発病しなかったとしても、ウィルスを他人にばらまくということまでは想像することができなかったのでしょう。
小池都知事は大変丁寧な言葉遣いでお願いしますと述べていました。外国のトップの人は、ものすごい剣幕で国民に訴えていました。外出している人を警官が厳しく指導しているものもありました。
時には暴力を振るってまで帰れと命令していました。
日本はそういう意味では優しい国です。
暴力までして強制することはどうかと思いますが、若い人も、いやそうでない人も、もっと危機感を持った方がいいです。
自分が良くても、自分の周りの大切な人の命をうばうことにつながるかもしれないという危機感をもつべきです。
こういうことは私たちがいくら言ってもわからない人にはわかりません。都市封鎖というロックダウンが実際行われたら少しは気づくかもしれませんが、そんなときでも、なんでロックダウンするんだと文句いうかもしれません。
今回のコロナウィルス対策には、ギリギリ対応を引っ張るのでは遅いと思います。
病状が出た時は、感染したのは、もっと何日も前なのです。爆発的に人数が増えたから自粛を呼びかけるのでは、感染者数が少なくても他の都道府県で起きていることは自分の都道府県でも起きることだと考え先手先手を打つべきです。
アメリカの状況やイタリアの状況はいずれは自分の国にもおこりうる可能性があります。早すぎることはありません。先手先手の対応を打てば、何とかなると思います。
火事を想像してください。小さな火ならバケツの水だけで消せます。しかし、それが広がってしまうと、簡単には消せません。全てを燃やしてから消えては遅いのです。火事は小さな火のうちに消した方がいいように、コロナウィルス感染は本当に少ない状況のうちに全力でけすべきです。
今や感染経路が負えないほどの状況です。早めに先手を打った対策が必要です。
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