床のカーペットが濡れている
「誰かが水をこぼしたのかな」と、いうくらい敷いてあったカーペットが濡れいる。
これが事の始まりでした。
別の敷物を敷いておくと、また、この敷物が濡れている。「いったい、これはどういうことだ」と思い、洗面所の引出しの中を見ると、水受けになってる入れ物が満杯になっている。
ここで、やっと事の重大さに気づく私。
後でわかるのですが、結局洗面台のシャワーホースから水が漏れているのでした。
我が家は2002年に建てた家です。今は2018年ですから、16年過ぎたことになります。ネットで調べると、このようなシャワーホースの耐用年数は7年くらいというものもあるくらい。すでに倍の年月が過ぎています。
シャワーホースから水が漏れているかどうかを調べる方法
シャワーホースの吐水口を押えて水を出すと、金属性のホースから水が出ています。どの辺りから出ているかは目で見てもわかる程です。これは、シャワーホースを交換するしかありません。まず、ネットでこれにぴったりのホースがないかを検索しましたが、なかなか見つかりません。ホースを購入したら合わないというのでは意味がないので、ぴったりのホースを探してみようと思います。これを業者に頼むとかなりの金額がかかるようです。自分の力でできないか挑戦です。
写真は6角ねじで吐水口の部分をはずしたところです。吐水口の水の出るところははずせませんでした。
なんと、交換部品を買わないで、自分で修理できました。
この後、TOTOの交換部品を探していたのですが、5896円の商品や、最安値で2888円+送料675円という商品がありました。
ところが、これらの商品が実際に我が家の洗面所のホースに合うのかどうかは分かりません。そこで、実際に我が家についているシャワーホースを取り外すことにしました。
先端の緑の部分を押しながら引き抜くと外れます。
金属ホースの半ばの所にこのホースがそれ以上いかないようにプラスッチクのストッパーがついています。これも外します。
道具を使って部品のナットを外します。
なんと、中からゴムチューブが出てきました。私は、外見から、金属製のホースだとばかり思い込んでいたのですが、中身はゴムのホースなんですね。すると、このゴムホースのどこかで穴が空いていて水が漏れているのかもしれないと思いました。もし、そうなら、ゴムホース全部を取り外して、ホースに穴があるか確かめればいいと考えました。
この部分はフィルターのついている部分です。フィルターの向きを反対にしないよう覚えておこうと思いましたが、実際は、決まった方向にしか入らないのでそれほど気にすることはありませんでした。
この部品には「フィルター」と書かれています。
どの順番で部品がつながっているのか覚えておきます。
吐水口の部分です。最初は外れなかった先端の部分ですが、とれました。ゴムのホースは下からぬきました。すでにゴムホースは吐水口の部分で切れていたので下から抜くことができました。このゴムホースに穴が空いていないかを確かめます。ホースに水を入れてもれてこないか見ました。次に水を入れたたらいにホースを入れて、息を吹き込んでみました。もし、ホースに穴が空いていれば、気泡が出てくるはずです。これもありませんでした。
この段階で、気づいたことは、ホースに穴が空いているのではなく、吐水口の部分がきちんとつながっていなかった事が原因だということです。
この部分は、吐水口につながるゴムの先端の部分で、やや切れ目があるので、この部分をゴムホースから切り取りました。
これは吐水口の先端部分です。ゴムホースの先端部分が切れて残っています。これを取り除いて、ゴムホースをつなぎます。せっかくなので、この部分をきれいにします。
手でとれなかったので、千枚通しで取り外しました。水垢などついていたので、金属たわしでこすりました。
ゴムホースから切り取った部分と、吐水口の金具についていたゴムと、掃除後の部品です。この吐水部の部品にゴムホースをつなぎます。ゴムホースを抜いたときには、下から抜いたので下から入れようとしましたが、なかなか入っていきません。仕方がないので、金属ホースを全部引き抜いて、まっすぐにしてからゴムホースを入れることにしました。
金属部分のホースは、上のつなぎ目の所がつかえて下からは抜けません。そこで上から抜きました。金属ホースの中にゴムホースを入れてから元に戻します。
ゴムホースの先端をシャワー吐水部につけます。せっかくなので、この部品の吐水部の掃除をします。
掃除したら、6角ねじ回しを使ってゴムホースを取り付けます。ゴムホースの入った金属ホースを元に戻します。
金属ホースやつなぎの部分を元にもどしていきます。全部元に戻ったら、実際に水を流して、ホースから水が漏れてこないかを確認します。
今回は、漏れてきませんでした。使用したのは以下のようなものです。他に大きなたらいも使いました。これでやっと、洗面所が使えるようになりました。
もし、最初から、敷物の漏れた原因は、吐水口のゴムの部分が切れていたことだと分かっていたら、ゴム管と接合部だけをねらって修理すればこれほど大変な思いをしなかったかもしれません。外から見るだけでは、ゴムの管がつながっているのではなく、金属性のホースのどこかが漏れているとしか思えません。私は、ここまでしてやっとどういう仕組みでTOTOのシャワーホースの仕組みができているのか理解できました。賢くなったから良しとしましょう。このような部品を考えた人素晴らしいと思います。(TOTOの説明書にはここまで仕組みが書かれていません)
まだ、一つ疑問があります。それは吐水部分の網目となっている金属部分の取り外しです。説明書には、「マイナスドライバーなどで網固定ねじを回して外し、網を外す」と、書いてあるのですが、そのような部品がついてないのです。無理やり回して取ろうとすると、こわれてしまいそうなので、今回はやめておきました。どなたかわかる人がいたら教えてください。商品名は「洗面所用シングルレバー混合栓LTL380型(TL380型)と書かれています
コメント