因果律の法則とは
「原因があるから結果が起こる」という考えです。「因果応報」という言葉がありますが、同様の意味です。良いことをすれば良い結果が生じ、悪いことをすれば悪い結果が生じるという考えです。
因果律がなぜあるのか
そもそも、なぜこの因果律があるのか。これは、神がこの宇宙と人間を創造したときに、神が「人間の霊が成長するように」という計画のもとつくられた法則だということです。人間の霊の本質は、神からの分霊ですが、人間として誕生してからは、その霊性を高めていくことが人間として生まれた目的です。
肉体をまとった霊は肉体があるゆえに、自分中心に考えてしまいます。子どもが小さい頃は特にそうです。しかし、だんだん成長するにつれて、他者との関係を学びます。その中で、自分中心の考えは他者に迷惑をかけたり苦しめたりするためどうすれば他者とうまく共存できるか考えるようになります。
小学校1年生くらいで「わがまま」をテーマとして道徳の学習をすることもあるようです。自己中心的な考えが他者に迷惑をかけることを学ぶのです。6年生くらいになると通学登校や委員会活動など下の学年の子のことを考えて行動することが要求されてきます。
毎日の家族の生活やその後の生活の中から、さらに自己中心性の部分が修正されるように鍛えられていきます。「自己中心的な生き方がなぜ悪い」「私は私よ」という人がいるかもしれません。他人に迷惑をかけないならば、自分勝手に生きていればいいかもしれませんが、人間として一生を送るとなると、他者との関わりなしで一生を送る事はできません。たとえ、外出をしない生活であったとしても家族との関わりがあるものです。
因果律はどのように適用されるのか
良いことをすれば良い結果が、悪いことをすれば悪い結果が機械的に適用されます。
誰が適用するのか。どのような仕組で適用されるのかという疑問があります。機械的と言われてもどんな仕組みになっているのでしょう。今から書く内容については、疑問をもたれる人もいると思うのでそういうこともあるかもしれないくらいで読んでいただければと思います。
人間には、一人の守護霊と一人の天使がついているといわれています。場合によっては指導霊もつく場合があります。守護霊は、一人の人間が生まれてから死ぬまでずっとついています。また、天使は、神の法則を適用するためにその人間についていると言われています。つまり、因果律の適用にこの天使の働きかけがあるということです。
因果律の適用されるにはどのくらい時間がかかるか
何かをすれば、その結果がいずれ時間の経過とともにやってきます。その時間とは、どのくらいの時間かは一概に何時間後とは言えません。
しかし、以外に原因を作ってから1日後にはその結果が現れるということもあります。
こんなことがありました。ある日、同僚の携帯のバッテリーが充電できずに困っていたので、もしかすると充電用のコードが内部で断線しているかもしれないと考え、自分の充電用コードを自家用車まで取りに行って貸してあげました。すると、これまでいろんなことにチャレンジしてどうしても充電しなかった携帯電話が充電を始めました。翌日私が仕事で困ることがおこりました。ある物が必要なため、いろいろな店に問い合わせたのですが、結局どの店でも売っていませんでした。すると、昨日の同僚がわざわざいろいろな所に電話をかけ、私の探していたものを見つけて購入しに行ってくれました。それも、お願いしたわけでなく自分から進んでそうしてくれました。
この例では、前日に同僚のためにしたちょっとした親切でしたが、同僚がよほどうれしかったのか自ら動いてくれたという例です。別に今回の出来事で守護霊や天使の働きかけがあったのかどうかわ分かりませんが、事実としてこういうことが起こりました。
私は、別に自分にいいことが起きたらいいななどと考えて同僚のために動いたわけではありません。ただ、同僚が困っていたので、何とか助けてやれないかと思って自分の車につけてあったコードを取りに行っただけです。そんな些細な事でも人から感謝される出来事だったため、生じたのかなと思います。
コメント