スポンサーリンク

日清・日露戦争が起きたわけを一文で表す

スポンサーリンク
スポンサーリンク

理解の弱い子に歴史を教えるとき、詳しい説明することで、逆に何が何やら分からなくなることってありません?できるだけ短い言葉で説明する方が要点が分かって理解しやすいと思うのです。

説明を少なくするため、時代背景を省略します。詳しい歴史的流れは分かりませんが、ポイントだけは押さえることができます。

社会(歴史)の苦手な子にもどうすればポイントをを押さえさせれる。私の説明は、それでもまだ長いかもしれませんが、以下に日清戦争と日露戦争が起きた理由について説明します。

スポンサーリンク

1894年、なぜ日本は中国(清)と戦争をしたのか。

一文で書くと以下のようになります。

「朝鮮を自分の属国にしておきたい清(中国)と、ロシアの進出をふせぐために朝鮮を独立させたい日本が、朝鮮の内乱をきっかけに戦争を始めた。」→「日本と清が朝鮮を自分の思い通りにするために、戦争を始めた」→「日本と清が朝鮮を支配するために戦争を始めた」

どうです。最後の1文が一番短いですよね。ポイントは「朝鮮を支配するため」というキーワードでしょう。

この当時の世界の歴史的背景を以下に簡単に説明します。

19世紀末欧米諸国は、アジアで工場や鉄道をつくって大きな利益を得ようとしていました。日本と朝鮮は不平等な条約を結んでいて、政治と経済が混乱し、朝鮮で農民による反乱が起こりました。

そこで、1894年朝鮮政府が中国(清)に援軍を求めたので、日本は清との条約に基づいて軍隊を送りました。内乱が終わったので朝鮮政府は軍隊の引き揚げを求めたが日本と清は朝鮮政府の要求を聞き入れず戦争を始めました。その結果、日本が戦争に勝って、台湾とリアオトン半島をもらい、賠償金を受け取りました。中国から得た賠償金は、当時の日本の1年の収入の約3倍の金額でした。

しかし、中国へ勢力を伸ばそうとしていたロシアがドイツ・フランスとともに、リアオトン半島を清に返すよう要求してきたので、リアオトン半島は返しました。

1904年なぜ、日露戦争が起きたか?

日清戦争と同じように、1文でそのわけを説明すると、以下のようになります。

朝鮮をめぐり、1902年日英同盟を結んだ日本とロシアが戦争を始めた。

この当時の世界の歴史的背景を以下に簡単に説明します。

日清戦争の後、日本とロシアは朝鮮をめぐり対立していました。日本はロシアの勢力拡大を押さえたいイギリスと同盟を結びました。1904年に日露戦争をすることになり、日本海海戦で東郷平八郎の艦隊がロシアに勝利して、ロシアは韓国からしりぞきました。

ロシア戦争当時に兵士として戦場にいる弟を心配して歌人の与謝野晶子は、「君死にたまうことなかれ」という歌をよみました。

<歴史年号ごろ合わせで覚えよう>

日の暮れに結ぶ日英同盟(1902年)

クレヨンで塗る日露戦争の絵(1904年)

 

 

歴史
スポンサーリンク
すーさんをフォローする
スポンサーリンク
すーさんのブログ

コメント

タイトルとURLをコピーしました