「焼肉の食べ放題」という題をつけたのは、実は理由があります。
今の社会では、人間の肉食は当たり前のようになっています。だから、誰も、「食べ放題」という言葉を見ても聞いても、それに違和感を覚えない人も多いでしょう。
ただ、こういうことを想像してみてください。自分たちが食べ放題でいくらでも食べ続けることによって、その都度動物が私たちの食べ物として殺されているのです。お店で焼肉を食べる人は、動物が殺されている様子を目にすることはありません。牛や豚、鶏などがどのように殺されているかを知らないので平気になっています。
肉食について
戦後、日本人がすき焼きを食べるのは、正月くらいでした。
家の周りにはスーパーマーケットがあるわけでもなく、食べ物と言えば、米を主食にして、畑でとれる物や海でとれる物がおかずだったと思います。
ところが、日本の食生活は段々欧米化して、肉食が一般的となりました。シルバーバーチはこの肉食について、否定的です。
その理由は、「神の摂理に反している」「利他愛の精神に反する」「人間の霊的成長に悪影響を及ぼす」からです。
肉食ばかりでなく、動物を使った製品も多い
楽器、革製品など人間の世界には、動物の命を使っているものが多い現実があります。
最近は、バーベキューが流行りのように行われています。焼肉店では、「食べ放題」と言って、定額料金を払えばいくらでも食べられるというお店もあります。
犬が保健所に入れられ、殺処分を受ける前の写真を見たことがあります。自分が殺されることを予感するのか怯えた表情でした。
殺処分が目前に迫った2匹の犬が檻にいれられ、怯えきった様子で抱き合っているように見える写真でした。この写真がインターネットで広まったおかげで、この2匹は引き取り手が見つかり、殺処分施設から出る事ができました。
ところが、私たちは、牛、豚、鶏が食卓に並ぶ前にどのような状況で殺されていくのかを知りません。
人類がもっと霊的に進化していけば、今のような食生活が変わっていくのかもしれません。
肉食の問題点
実は、この問題は本当は人類にとって大変重要な事なのですが、今の社会では、肉食が悪いことだという認識を持っている人は少ないと思います。
スーパーの精肉売り場には大量の牛や豚などの大量の肉が並べられています。学校給食にも当たり前のように肉のメニューがあります。
なぜ、肉食が問題なのかについて、人類は霊的な意味で知識を有していません。その問題点を指摘しているのがシルバーバーチです。
あるサイトで、なぜ人間が肉食を好むかを指摘していました。その方の指摘は、「肉主霊従こそが、経済的発展を求め、肉食を好む原因なのです。」と、述べていました。さらには、この肉食が「放射能汚染より怖い、肉食の摂理違反」と訴えていました。
「肉主霊従」の概念は「霊主肉従」と反対の意味を持ちます。「肉主霊従」とは、肉体本能を中心として、霊性がその肉体の欲求に従っている状況と言えます。地球人の多くがこの肉主霊従の状態になっているため、肉食を好んでいるというわけです。また、その問題点にも気づいていないのです。
肉食は実は人間の健康面にも影響しているという指摘があります。
- 肉食は、高血圧・動脈硬化・心臓病・脳梗塞を引き起こす
- ガンの発生率を高める
以上のことが指摘されています。
この肉食問題については、多くの人類が「霊的真理」について常識となるくらい知られないと解決できない問題です。
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