自分の人生のおおよその流れを知って生まれるのか
シルバーバーチの言葉に次のような言葉があります。
「地上へ誕生してくる時、魂そのものは地上でどのような人生を辿るかをあらかじめ承知しております」
シルバーバーチはおおまかなコースとして自分がどういうコースを辿るかを理解して生まれてくると言っています。
例えば、どこの国に生まれるということははっきりしているでしょう。
親子、兄弟関係もわかっているでしょう。
もしかすると、身体障害者となるかもしれないことも分かっていて生まれてくる場合もあるでしょう。それがカルマの清算であればそうするのでしょう。
幸せも不幸もある程度は予見されているのかもしれません。
戦後の歴史はどうなっているか
第二次世界大戦は1945年(昭和20年)に終わりました。私が生まれたのは、戦後それほどたっていないことになります。もし、私がこの世に生まれたのが初めてでないとすれば、つまり再生の人生を歩み始めたのだったら、戦争が終わってからどんな人生になるのか、ある程度のコースを承知していたのでしょうか。
戦後の日本の歴史を見ると、次のような感じです。
1950年 朝鮮戦争、1950年代は高度経済成長時代
1964年 オリンピック東京大会、公害が社会問題となる
1970年 大阪で万国博覧会開催、1972年 沖縄が日本に復帰
1980年代 高齢化社会への取り組みが始まる。日米貿易摩擦
土地価格や株価が上昇しバブル景気(投機の過熱)
1990年代 不景気が深刻になる(バブルははじける)
2000年代 イラク戦争 愛知で万国博覧会
2010年代 東日本大震災
以上のような時代でした。戦後、GHQに占領されていた時期がありましたが、その後、経済成長期を経て、安定期に入り、続いてバブル景気がきました。それも、1990年代に入るとはじけて、不景気になり、2000年から現在にいたるまで低金利の時代となっています。そういう時代になると見越してはいないと思います。後になって振り返ることはできますが、この世に生まれる前にそんな先のことは分からないでしょう。
だとすると、一体自分のどんな人生を予見しながら生まれてきたのでしょうか。
私は、高校までは順調に進学できましたが、大学生浪人しています。就職でも失敗して、一度入った会社を退職して、再度大学に入学しました。長く務めることになった仕事は、ストレートで大学進学して卒業した人より3年遅れました。結婚した年齢も40代半ばです。しかも国際結婚でした。50代で早期退職をしています。また、同じような仕事に再就職しています。こんな人生をあの世にいたときには、承知していたのでしょうか。
この後の人生がどのようになるのか、今の時点では闇夜です。ただ何となく希望的観測はあるのですが。
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