北朝鮮は、信教の自由が侵害されている「特定懸念国」として
ポンペオ米国務長官が指定したことを発表しています。
この特定懸念国には、他に中国やイランなども含まれています。
アメリカ国務省が2017年版の「信仰の自由に関する国際報告書」で、
北朝鮮では2017年の1年間に、宗教活動をしたという理由から119名
が処刑され、770名が収監されたことを明らかにしています。
恐らく、日本人の多くの人が知っていると思われるのですが、北朝鮮では、
宗教に限らず、体制にとって不利となる人物は、処刑の対象となり、銃殺刑
など公開処刑がなされるようです。
西暦2018年という現代においてさえ、このような理不尽な人殺しが国家
によって進められていることがまかり通ることを悲しく思います。人の命を
簡単に上層部の命令によって奪われていることの理不尽さ。
日本のような民主主義の国においても死刑という制度はまだ残っていますが、
民主主義の大原則をもつ憲法のもと、きちんと裁判が行われ、判断されていま
す。ましてや殺人犯でもない、罪のない人まで簡単に処刑する国が未だに存在
する。しかし、それを他国の我々はどうすることもできない。アメリカのよう
な大国でさえ、手を出すことができない。一旦戦争となれば、何の罪もない人
の生命が何万人と奪われるために手が出せない状況です。
しかし、神の摂理である「因果律の法則」は人類の全員に適用されます。人を殺
せばその報いがその人の将来に必ずやってきます。今権力者であっても、死後の
世界においてまちがいなく償うことになるでしょう。
北朝鮮で生まれ生きている人たちの苦しみを思うと、本当に気の毒です。北朝鮮
の人たちの生命の安全と幸せを願うばかりです。
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