テレビ番組では戦争に進む日本と天皇の考えについて放送しています。
天皇の本心とは別に、軍部が戦争を進めていく。しかし、天皇はそれを止められないことが当時の天皇側近の記録から分かります。
日本の天皇は、強引な手法をとらず、側近の者と相談しながら事を進めています。独裁者なら天皇の権力によって鶴の一声でものごとを進められたのでしょうが、昭和天皇はそれができない時代に生きた人なのでしょう。
第二次世界大戦の戦争によって、310万人ほどの日本人がなくなったようです。
戦争を天皇が望まなかったとしても、最高責任者であったということには変わりありません。トップに立つ人というのは、部下が行った不祥事であってもその責任を問われます。
天皇は、張作霖が電車爆破事件によって亡くなる事件について、日本軍部の首謀者をきちんと処罰できなかったことを後悔しているようでした。
トップに立つ人は、どれだけ下の部下の行動であってもその行いに対してきちんと対処したかどうかが問われてきます。
南京事件についても、正式ではなかったようですが、その事件についてなんらかの情報は得ていたようです。しかし、それに対して何らかのアクションを行ってこなかったことを後悔されていました。
当時の時代の戦争という渦の中にいる人の状況は後の時代になって、こうすれば良かったということは言えても、実際その時代に生きている人にとってどうすることもできない状況があったのかもしれません。
ただ、これらの歴史から今の世代に生きる私たちは学ばなければいけません。
どんな理由があれ、戦争は二度としてはいけないという事です。
北朝鮮は、自国を守るため、また、今の体制を維持するため、ミサイルの発射を何回もしています。隣の韓国や日本はこのような実験に対して恐怖を感じています。いわば戦争に対する準備をしているのですから。
日本も自国を守るための対策は考えているでしょう。
ただ、一度戦争になれば、かつての戦争のように悲惨な状況になることは目に見えています。
今度戦争になれば、また悲惨な状況、不幸な状況になることは誰しもわかっています。戦争を二度と繰り返さないという決意をした日本ですから、戦争にならないよう政治が舵取りをしないといけません。
韓国の大統領が対日批判をしていますが、戦争にならないよう努力するのが政治家の役割です。一般国民は誰も戦争を望んでいません。戦争になって喜ぶのは武器商人くらいでしょう。
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